「ちょうど900円です。」
先日、とあるカフェでお茶をしたあと、レジに行き、
横においしそうなパンが売っているので一緒に買ったら、
白衣のような洋服を着た男性スタッフに、そう言われました。
(「えっ、ちょうど」なの!?)

900円という、1,000円札に100円満たず、
500円と100円を4枚も合わせなければいけない金額が
果たして「ちょうど」なのか!?
確かに、税抜きっぽい響きですけど。

わたしの頭の中は、その言葉がぐるぐると回り出して止まらず、
ひげ面でメガネの、実験中のような彼を凝視してしまいました。

ところが、くやしいことにお財布の小銭入れを見ると、
500円玉1枚と100円玉が4枚、「ちょうど」入っているではありませんか!

「ちょうど900円いただきます。」
再び「ちょうど」という言葉を言いながらお金を受け取る彼に、
1円足りなくて、おつり900円をじゃらじゃらと受け取ったときのような
なんとも言えない敗北感を感じた午後でした。


Ca