水沢さんの食旅ノート

日本全国津々浦々、地域の特産品やご当地グルメを求めてどこまでも。旅すがら出会う伝統文化や郷土芸術を楽しみながら、食べ歩くのが生きがい。料理の味だけに留まらず、その成り立ちや土地の風土、歴史的背景、食材の起源まで分析した知識ごと味わうのが水沢流。

郷土に伝わる ふるさとの味を訪ねて

ままかり寿司

岡山県

“まま”を借りにいくほどの美味

あまりのおいしさに食が進んで、ご飯(まま)がなくなってしまい、隣の家まで借りに行って食べるほど、というところから名が付いたといわれる「ままかり」。名前の由来を聞くと、思わず食べたくなってしまいます。サッパという魚の別名で、酢漬けにして作ったのが、ままかり寿司。見るからに光っていて、美味しそうです。あっさりしているのに、噛むほどに味が広がり、本当にいくつでもいけちゃいます。
岡山駅の駅弁にも並んでいるので、ぜひ食べてみてください。車窓の景色を見ながら味わうのも、旅ならではの楽しみ方ですよ。

 

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