工藤君の情熱一人旅

ポケットに常に「青春18きっぷ」をしのばせている、永遠の18キッパー。一人旅の旅愁と理想の女性を追い求め、恋に破れては電車に飛び乗ってしまう。車窓を眺めながら、熱い思いを綴ることがいつしかライフワークになり、その熱心な仕事ぶり(?)は所長に一目置かれている。

車窓で巡る旅

釧網本線 2

北海道


車窓で巡る 茅沼駅〜東釧路駅


釧路川の流れに沿って走る釧網線の車窓から

国内最大の広さを誇る釧路湿原の中を、釧路川に沿うように走る釧網本線の列車。釧路寄りの一番の見どころだ。世界的にも注目を集めている湿原で、車窓からもその様子を見ることができる。

スピードが速い通常の列車では、植物をじっくり観察するのは難しいのですが、夏から初秋にかけては「ノロッコ号」が運行される。この列車はなんと、見所ポイントでゆっくり走ってくれるのだ!

時にはカヌーに乗って下っていく人も見られる釧路川

 

車窓からは、カヌーに乗って釧路川を下る人も多く見られ、雄大な北海道の自然を感じられるロケーションが続いていく。

 

 

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釧網本線  1

北海道


車窓で巡る 網走駅〜川湯温泉駅


オホーツク海の向こうに見える知床の山々

 

網走と釧路を結ぶ釧網本線。この列車の大きな見どころは、何と言っても知床を望むオホーツク海と、タンチョウが飛来する釧路湿原。

オホーツク海を目の前に望む海岸

 

列車の窓からオホーツク海が望めるのが、網走を過ぎて桂台から知床斜里の区間。網走を発車した列車は、やがてオホーツク海を左手に見ながら走っていく。

知床半島が近づくにつれて、羅臼岳などの知床の山々が、オホーツク海の真っ青な海越しにだんだん大きくパノラマで見えてきた。

原生花園駅手前から右手には濤沸湖が見えてくる

 

7 月上旬には、原生花園駅周辺で様々な花が咲き誇り、色とりどりに美しく飾られるのもこの路線の魅力。訪れた時は花がほとんど終わっていて残念!「今度はもう少し早い時期に来よう」と胸に誓う。

山頂に雲を漂わせた斜里岳

 

知床斜里駅でオホーツク海と別れを告げ、その後は札弦(さっつる)駅まで左手に斜里岳を見ながらの列車旅が続く。

川湯温泉駅には足湯があったので、列車の待ち時間でほっこり温まった。

 

 

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富良野線

北海道


車窓で巡る 富良野駅〜旭川駅


リフトで上がる中富良野町営ラベンダー畑

 

7月中旬から下旬の北海道を代表する花として名高い“ラベンダー”!

車窓からたくさんのラベンダー畑を見ることができる富良野線は、とっても魅力的な路線。富良野方面からの列車は、しばらく緑豊かな田園風景の中を走って、右手には雄大な眺めの十勝岳連峰がその勇姿を見せてくれる。

田んぼの向こうに見えるファーム富田のラベンダー畑

 

中富良野駅付近から左手を見ると、待ちに待った中富良野町営ラベンダー畑の斜面が!

夏の期間だけ開設されるラベンダー畑駅からも、左手にファーム富田の広大なラベンダー畑の斜面が広がる。さらに上富良野駅の先には、右手に日の出公園のラベンダー畑。本当にラベンダーづくしの眺めが続いていく。

ファーム富田のラベンダー畑をズームアップ

雄大な十勝岳連峰の眺め

 

美馬牛駅を過ぎると美馬牛小学校のとんがり屋根や、観光ポスターにもなった美瑛を代表するパッチワークの景観が。車窓の右も左も目が離せない!

美馬牛〜美瑛間のパッチワークと赤い屋根の家の景観は、観光ポスターにもなった美瑛の丘を代表するアングル

日の出公園ラベンダー畑と十勝岳連峰

 

夏から初秋にかけては、見どころポイントでゆっくり走るノロッコ号が運転がオススメ。ぜひぜひ、乗ってみていただきたい。

 

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石勝線・根室本線

北海道


車窓で巡る
石勝線:トマム駅〜【新狩勝トンネル】〜新得駅(石勝線)
根室本線:落合駅〜【新狩勝トンネル】〜新得駅


 

北海道立畜産試験場の看板と飼育されている牛の姿が見える北海道らしい風景

狩勝峠のトンネルを抜けて十勝平野に入り新得までの間は、北海道らしい風景が広がる屈指の車窓区間。なんと壮大なことか!

1996年(昭和41年)に現在の新狩勝トンネ ルが完成し、路線が切り替えられる前は、日本三大車窓のひとつに数えられていた。(年配の?)所長も切り替え前の路線には乗ったことはないらしいが、今の路線も北海道っぽい車窓のイチオシ、ということで、この目で確かめに行ってきた。

木々の向こうに新得の町並みが小さく見える

新得駅近くの国道(向こう側)と旧線路跡を利用したサイクリングロード(手前側)

札幌方面からの石勝線と富良野方面からの根室本線は、トンネル内で合流し、一つになってトンネルを出る。出てしばらくは木々に遮られてあまりよく見えないが、やがて左手に道立畜産試験場の看板が見えてくると、雄大な車窓の実力発揮!

直線道路の向こうに見える山並

 

大きなS字を描きながら進む列車は、周囲の山々の景観はもちろん、田園風景や牧草地、遠くに見下ろす新得の町並みなど、ワイドに広がる景色を余すところなく見せてくれる。途中でいくつかのトンネルやシェルターを抜け、一気に下っていく。気持ちが晴れやかになる一瞬!気分爽快!

 

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