広島県・愛媛県
車窓で巡る 尾道〜今治
今回は、列車ではなく、高速バスで「しまなみ海道」を渡る路線バスの旅。「しまなみ海道」は「西瀬戸自動車道」の尾道・今治ルートのことで、瀬戸内海の島々を道路と橋で繋ぎながら本州と四国を結ぶ、まさに瀬戸内海の上を走る海の道だ。バスの車窓に瀬戸内海の島々や行き交う船の姿を見ながら、快適な旅が楽しめる。
しまなみ海道を通るバス路線はいくつかあるが、今回は、便数の多い福山から今治へのルートに乗った。福山から西に向かって走り、やがて新尾道大橋を渡って最初の島、向島へ。対岸には坂の町尾道の町並みが見える。島を横断しながら進んで行き、因島大橋を渡って因島へ。因島の入口には公園やパーキングエリアがあって、多くの人で賑わっていた。因島の次は生口島。高いところを走るバスの車窓からは瀬戸内海の風景が一望だ。やがて多々羅大橋の姿が見えてくる。美しい姿をした斜張橋だ。この橋を渡ると愛媛県の大三島。歩いて橋を渡る人もたくさんいる。橋から見渡す瀬戸内海の絶景は何と美しいことか。
次は伯方島。伯方の塩で有名なところだ。伯方・大島大橋を渡って大島へ。大島と今治を結ぶのが来島海峡大橋で、途中に馬島も通る長い橋だ。この橋を渡りきると四国に上陸。バスは今治北インターチェンジで降りて今治市内を抜け、今治駅へ到着する。
●多々羅しまなみ公園から見上げる多々良大橋の雄姿
別の機会に、多々羅大橋を渡って大三島バスストップで下車、多々羅しまなみ公園に来ることができた。ここは、目の前に多々羅大橋を見上げる絶好のロケーション。何時間いても飽きない風景が目の前に広がる。