工藤君の情熱一人旅

ポケットに常に「青春18きっぷ」をしのばせている、永遠の18キッパー。一人旅の旅愁と理想の女性を追い求め、恋に破れては電車に飛び乗ってしまう。車窓を眺めながら、熱い思いを綴ることがいつしかライフワークになり、その熱心な仕事ぶり(?)は所長に一目置かれている。

車窓で巡る旅

北陸本線 1

福井県


車窓で巡る 【上り線】敦賀駅〜新疋田駅


上り線が下り線の線路をオーバークロスして、ループ線のトンネルに入っていく

上り線が下り線の線路をオーバークロスして、ループ線のトンネルに入っていく

ぐるっと一周して坂道を登っていく、全国でも数少ない「ループ線」の醍醐味を味わえるのが上り線。複線化の際に、坂道を登りやすくするために、あえて距離は長いが勾配を緩やかにしたこの方式で造られた歴史を持つ。敦賀駅発車後の車窓右手に見える赤と白の煙突が目印になるので注目。上り列車は、やがて下り線の上をオーバークロスしてトンネルに入り、右カーブを続けながら登っていく。いよいよループ線の始まりだ。

 

 

ループ線内のトンネルとトンネルの間で、一瞬車窓左手に見える敦賀の町並み風景。敦賀駅発車直後は車窓右手に見えていた町並みの景色が、今度は車窓左手に現れた

ループ線内のトンネルとトンネルの間で、一瞬車窓左手に見える敦賀の町並み風景。敦賀駅発車直後は車窓右手に見えていた町並みの景色が、今度は車窓左手に現れた

半周ほどしてトンネルを出ると、敦賀駅発車直後に車窓右手に見えていた敦賀の町並み風景が、今度は車窓左手に見えてくるのだ。再び見えた赤と白の煙突が、そのことを示す。しかも手前には小浜線の線路、遠くには敦賀湾も見える。わずか十数秒で、再びトンネルに入ってしまうので、見逃さないで。

 

 

 

 

 

 

上り線の車窓左手下に見える下り線の線路。この区間だけは、部分的に右側通行の線路配置になっている

上り線の車窓左手下に見える下り線の線路。この区間だけは、部分的に右側通行の線路配置になっている

ループ線を一周してトンネルを出ると、やがて車窓左手下に見える線路が下り線の線路。通常は車窓右手に見えるはずの線路の位置関係が逆転しているのだ。その後またトンネルを出ると、下り線が右手に戻っていて、そのまま新疋田駅へと入っていく。        

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