北海道
車窓で巡る 札幌駅〜長万部駅
札幌から函館方面へのメインルートといえば、苫小牧〜東室蘭回り。
「ですが、かつては小樽〜倶知安回りの特急や急行列車が走っていたんですよ」と、北海道生まれの所長が教えてくれた。通称“山線”と呼ばれる函館本線のルートは、変化に富んだ車窓風景が楽しめるオススメの区間というので、この目で確かめに行ってきた。
函館本線の札幌から小樽までは運転本数も多いが、小樽からは一転して本数がぐっと減り、普通列車のみのローカル線の様相となる。
「山線」の名にもかかわらず、銭函から小樽築港までは、日本海の海岸線ぎりぎりに沿って走る海景色だ。
ところが小樽からは車窓の景色も山景色へと変化。
そして特筆すべきは、倶知安駅手前から見えてくる羊蹄山の美しさ!「蝦夷富士」とも呼ばれる立派な姿は、倶知安駅を過ぎてから、よりワイドに迫ってくる!!
ニセコの山々や尻別川の流れも加わり、山の自然を満喫できる車窓風景を楽しみながら長万部に到着。
札幌から長万部まで、東室蘭回りの特急なら約2時間。倶知安回りでは、途中小樽で乗り換えて約3時間30分〜4時間の長旅となる。しかし、この車窓からの眺めには、時間には代えがたい価値があるのだ!
関連ワード: 北海道