川崎大師にお参りして、多摩川沿いを歩き、旧東海道川崎宿の跡をたどるコースを紹介します。遠い昔に思いを馳せ、多摩川の緩やかな流れに心安らぐ川崎歩きです。
京急の川崎大師駅がスタート。表参道、仲見世通りを通り川崎大師の大山門へ。途中には名物の久寿餅やのど飴の店がたくさんありますが、まずは大師様へ向かいましょう。大本堂で参拝後、境内を散策。八角五重塔やつるの池、不動堂など見どころ豊富です。不動門から出て近くにある大師公園へ。
ここには、中国瀋陽から寄贈された庭園の瀋秀園があり、異国情緒たっぷりです。公園で休憩したら、仲見世通りに戻り、お土産をゆっくり選びましょう。その多摩川沿いには、川崎市多摩川河口青少年サイクリングコースがあり、整備された道を川崎駅の方に向かって歩きます。
多摩川とサイクリングコースの間の多摩川緑地内にはグランドがいくつかあり、野球やサッカーの練習をするこどもたちの姿がありました。
しばらく歩くと、国登録有形文化財の川崎河港水門があります。昭和3年に完成した歴史ある施設。偶然、水門を通る船に出会いました。ここは何度か来たことがあるのですが、実際に船が通過するところを見たのは初めてです。
さらに進むと、六郷橋のたもとに明治天皇六郷渡御碑が立っています。ここからは旧東海道川崎宿です。往時の面影はほとんどありませんが、解説板が各地に立っているので、昔を偲んでみてください。田中本陣跡には、大きな解説板があります。お弁当屋さんを右に曲がって、一行寺、宗三寺へ寄り、再び旧東海道の道に戻ります。
小土呂橋の交差点を渡った右側の歩道には、かつての小土呂橋の欄干の親柱が保存されています。ここから駅前通りを歩き、ゴールの川崎駅はすぐです。
(2008年9月7日歩行)
【テーマ】歴史・川辺
川崎大師駅→表参道→仲見世通り→川崎大師→大師公園・瀋秀園→明長寺→川崎市多摩川河口青少年サイクリングコース→川崎河港水門→明治天皇六郷渡御碑→田中本陣跡→一行寺→宗三寺→佐藤惣之助の詩碑→小土呂橋跡→川崎駅
歩行距離:約7km
歩行時間:約1時間45分
関連ワード: 神奈川県