落ち着いた雰囲気の中で、日本が誇る温泉文化をじっくり楽しむ、温泉街散策。古き時代の面影を今に残す、情緒豊かな温泉街をご紹介します。
川を挟んで両側に古き木造の建物が並ぶ温泉街。旅館やお店などが造り出す大正ロマンを漂わせるノスタルジックな風情は、今も健在です。銀山温泉の名は、江戸時代初期に栄えていた延沢銀山に由来するもので、温泉街の奥に歩いていくと、その跡が今も残されています。この地を訪ねたら、ぜひ宿に泊まって、静かに暮れていくにつれて変化していく温泉街の景観を楽しんでください。歩道のガス灯や建物から漏れるやわらかな光が幻想的な世界を造り出し、夕闇の中に浮かび上がって見えてきます。昼間の装いとは違った夜の温泉街が醸し出す風情もまた、いいものです。
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