池本所長の列島探訪

旅を愛し、鉄道を愛し、旅情を愛する、当研究所所長。所員の研究を温かく見守るその瞳は、ひとたび時刻表を開けば鋭く光りあらゆる情報キャッチしては集積していく、まさに生きたデータベース。毎日旅気分を味わいたいがため、あえて遠方に住居を構えている。

列車旅メモリアルフォトアルバム

この夏1ヶ月間だけ復活した、札幌〜函館間の“山線”経由の特急列車

札幌〜函館を結ぶ特急は、現在は東室蘭経由の通称“海線”で運行されています。しかし、かつては、通称“山線”と呼ばれる、小樽、倶知安(くっちゃん)、ニセコ経由の特急や急行が走っていました。2012年の夏8/6〜8/31の期間限定で、その“山線”経由の特急が復活することになり、乗ってきました。“山線”の魅力は、何といっても、羊蹄山やニセコ連峰などの山々を間近に見る車窓の景色です。蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山は、その美しい姿が人気の名峰。この日は残念ながら山頂に雲がかかってしまい、全景は見られませんでしたが、何度見てもその存在感には圧倒されます。列車は、蘭越(らんこし)、目名(めな)、熱郛(ねっぷ)等、かつてSLが走っていた頃の山線の代表的な撮影ポイントを通り、やがて“海線”と交わる長万部(おしゃまんべ)に到着しました。

写真は2012年8月撮影

倶知安駅に停車中の臨時特急ヌプリ号

車窓に見える羊蹄山

車内には、記念撮影用のシートも作られた

「函館ーニセコー札幌」の表示が!

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