札幌〜函館を結ぶ特急は、現在は東室蘭経由の通称“海線”で運行されています。しかし、かつては、通称“山線”と呼ばれる、小樽、倶知安(くっちゃん)、ニセコ経由の特急や急行が走っていました。2012年の夏8/6〜8/31の期間限定で、その“山線”経由の特急が復活することになり、乗ってきました。“山線”の魅力は、何といっても、羊蹄山やニセコ連峰などの山々を間近に見る車窓の景色です。蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山は、その美しい姿が人気の名峰。この日は残念ながら山頂に雲がかかってしまい、全景は見られませんでしたが、何度見てもその存在感には圧倒されます。列車は、蘭越(らんこし)、目名(めな)、熱郛(ねっぷ)等、かつてSLが走っていた頃の山線の代表的な撮影ポイントを通り、やがて“海線”と交わる長万部(おしゃまんべ)に到着しました。
写真は2012年8月撮影
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