紅葉が見頃の大雄山最乗寺へのコースをご紹介します。多くの下駄が奉納されている最乗寺は、紅葉の名所。
また、参道となる「てんぐのこみち」が、初夏にはアジサイの花で包まれるなど、四季折々に楽しめる手軽なウォーキングコースです。小田原から大雄山線で大雄山駅へ。駅からの道は、しばらく自動車に注意して歩いてください。15分程で仁王門。怖い顔をした金剛力士の像が迎えてくれま
す。ここから車道の右側に「てんぐのこみち」が最乗寺まで続いています。背の高い木々の中を進む、歩きやすい遊歩道で、初夏にはあじさいの花で埋め尽くされます。仁王門から30分程歩くと、いよいよ最乗寺の入口です。階段になった参道を進み、三門をくぐり、やがて総受付の案内板のある階段を上がります。この場所は色鮮やかな紅葉が美しく、多くの人がカメラに収めていました。門をくぐり本堂へ。
広い境内には30余の堂塔が建ち並び、深い杉林に覆われた神秘的な佇まいです。御真殿の横には、大きな高下駄があります。天狗の履物ということで、最乗寺のシンボルともいえるものです。
さらに左に進み、350段余の階段を上って奥の院へ。下から見ると、遥か上まで続く急な階段。しかし、誰もが皆この階段を上ります。奥の院からは、明神岳への登山道も続いています。最乗寺の一番高い所を参拝した後は、再び下へ戻ります。
帰りは同じ階段を下りるコースと、階段のない緩やかな道を通って降りるコースの両方があります。紅葉の最乗寺に別れを告げ、最乗寺の入口にある大雄山バス停からバスで大雄山駅へ戻ります。バスの時間まで、土産物店でおみやげ探しはいかがでしょうか。歩き足りない人は、再び「てんぐのこみち」を通り、歩いて駅まで行くのもおすすめです。駅まで45分位です。
(2008年11月23日歩行)
【テーマ】紅葉・花・歴史
<コース>伊豆箱根鉄道大雄山線大雄山駅→仁王門→てんぐのこみち→大雄山最乗寺本堂→御真殿→奥の院→道了尊バス停→(バス)→大雄山駅
歩行距離:約5km歩行時間:約1時間20分
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